こんにちは。恐らく衣笠所属生はじめての投稿になります、あんどーです。

今日から新人展が始まりますが、搬入をしてきて、ちょっと自分の時の新人展を思い出しました。

自分は2年間、2012年度新人展に「辻」というタイトルで写真を出しました。
先輩に連れられて行った中古店で買ったばかりのNikonFM2に富士フィルムのネオパン400PRESTOを入れて、祇園の交差点で撮った写真を、ライカ全紙に引き伸ばした作品でした。

弊部は伝統的(?)に展覧会ではフィルム写真が多かったようですが、残念ながら今年の新人展はフィルム作品は20作品中5作品に留まりました。
新人展にフィルムを出した身としては、是非とも新入部員にはフィルムを経験してもらいたいと思っています。

しかし残念ながら、時代の変化も伴い、なかなかフィルムをやるのは難しくなってきていますね。
ネオパン400PRESTOも製造終了になってしまいましたし、コダックも大幅なフィルムの値上げを行いました。やはり写真はデジタルの時代になってしまっていますね。

素晴らしいことに今の世の中、ボタンを一つ押すだけで、綺麗な写真を撮ることができますし、パソコンで簡単に編集もできますし、プリンター等で簡単に印刷・現像することができますね。
まぁでもそれじゃぁちょっとさみしいかなぁ〜って思います。

1枚の写真を撮るために、ピントを合わせ、絞りやシャッタースピードを合わせる。
1枚の写真を焼くために、コントラスト号数や、露光秒数に悩む。
多くの手間と時間をかけて1枚の写真を作るのもなかなか面白いものだと思います。

もしこれから大学等々で写真を始める方がいるのでしたら、是非フィルムの世界に足を入れてみてはいかがですか?っというところですかね。
時代の流れの中に消えゆく文化を見ているような気がしてならない今日この頃でした。